やっと桜の花が咲き始めました。今年の冬は寒かったですね。いかがおすごじでしょうか。先月号でご案内しました浴室・脱衣室暖房機は、沢山のお問い合わせがあり、納期が2週間ほどかかりました。寒い中お待たせいたしました。今年の夏は涼しい風が出て、冬には暖かいお風呂に入れると思います。
今回は家庭菜園のご案内です。まず、4月になればジャガイモが植えられます。中旬くらいになるとトマトやきゅうり、ナスなど夏野菜が植え付け出来ますが、トマトは石灰と肥料を同時に施すと結実した実が黒く腐ってくる病気になりますので、石灰(苦土)を先に施した後で元肥を入れるようにした方がいいようです。一番なりは早めに収穫(間引き)した方がいいようです。
今回ご紹介する作物は菊芋とヤーコンです。
菊芋の作り方
3年ほど前にお客様から頂いた菊芋を作っていますが、作りやすくて健康に良い作物です。4月になれば芋から芽が出てきます。畑に元肥を入れ土をよく耕しておきます。少し高畝にし、株間50cmくらいに植えます。後は除草するくらいで、殆ど手がかかりません。
背丈くらい大きくなりますので、他の野菜の邪魔にならないところに植えた方がいいと思います。10月頃には黄色い菊の花のような花が咲きます。まだ収穫には早いです。
土をよくほじくって大きい芋は(生姜くらい)食べられます。収穫は霜が降りる前、茎が枯れた頃が芋がよく太って甘みが出てきます。体に大変いいので、作ってみたい方は種芋をお届けします。
菊芋の効能・効果インターネットで調べた内容です。(菊芋で検索)
デンプンを主体とするイモ類とは異なり、デンプンは殆ど含まず、菊芋の60%はイヌリンという食物繊維です。イヌリンは、タマネギ、ニラ、ゴボウ、アザミ等のキク科の植物に多く含まれていますが、その中でもこの菊芋が最も多く含まれています。
イヌリンは、菊芋に含まれるイヌラーゼという酵素によって分解されて、プラグオリゴ糖になります。イヌリンは、腸内ではビフィズス菌などの餌になり、善玉菌が増え腸内が綺麗になります。糖尿病やアトピー性皮膚炎に効能があるようです。
食べ方
アルミホイル焼き
アルミホイルに包み、そのまま焼き、柔らかくなったら食べ頃
かき揚げ
にんじん、タマネギ、ゴボウと一緒に天ぷら粉でかき揚げに
サラダ
菊芋を薄めにスライスして他の野菜と一緒に盛り付け
きんぴら
ゴボウ、にんじんを短冊切りにして炒める
他にもカレーや味噌汁に入れるなどいろいろな調理法があります。作ってみたい方は、お知らせ頂ければお届けします。
ヤーコンの作り方
このヤーコンも菊芋と同じような効能があります。芋はサラダ、きんぴらなどで食べますが、食感が大根の歯ごたえ、味は梨のような甘みがあります。
ヤーコンもプラグオリゴ糖を多く含み、腸内の活性化に役立ち、又、糖尿病にもとても良いようです。私は健康のために食べていますが、本当においしいです。葉っぱも乾燥してヤーコン茶として使えます。
よく道の駅などで販売していますが、結構いい値段がついていますね。
一番上の画像がヤーコンの種芋です。株の上についていますが、霜が当たらないようにして保存します。4月頃になれば芽が出てきて植え頃になります。株間50cmくらい離して高畝に植えます。
肥料は最初に元肥を入れておけば、あとはほったらかしでいいです。これも背丈ほどに大きくなります。花も菊のような花が咲きます。一株で約5kgくらい収穫できますが、一度には食べ切れませんので残りは土の中に埋めておき、上に藁や刈り取った草などを載せ、霜から守ってやります。正月の頃には甘みが増してきておいしく食べられます。
種も同じように保存して霜に当たらないようにします。1度霜にあたると発芽しませんので注意しましょう。
成長途中の綺麗な葉っぱをハサミで切り取り、よく水洗いをして天日干しして手でもみ砕いてフライパンで軽く火にかけます。(殺虫のため)脇から出る新芽も食べられるそうです。最初に私がインターネットで買った時は1株500円でした。ホームセンターでも1株250円くらいしています。
菊芋もヤーコンも背丈が高くなりますのでご注意ください。
どちらもアンデス地方の作物みたいですね。作り方や食べ方は私流ですので、皆さん色々な方法で作ってみてください。又、良い作り方や、調理方法がありましたら教えてください。
私の菜園は早良区の早良高校の横で作っています。イノシシやアナグマたちがスイカやトマトなどを収穫前に横取りに来るのが残念です。昨年はサツマイモが全滅しました。そこで今年は電柵を取り付けましたので、大丈夫かなと思いますが。